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イギリスの妊婦事情 ~ 出産当日 ドキュメンタリー編 ~

21日の床上げも過ぎて。 ほぼフル稼働に復活しましたMasakongです。
Blogもチビチビと更新予定なのでまたよろしくお願いします~♪

ということで復活第一弾。 出産当日のことを振り返ってみようかと。
長い長い日記になるのでお時間&ご興味のある方だけどうぞ。

2007年12月31日
  0:00過ぎ  いつも通りベッドに入ると、なんとなくお腹が痛い気がする。
       15分おきぐらいに波があるかといえばそんな気もする。
       「おっ?! 陣痛か?!」と思いつつ、あまりにさりげない痛みなので
       気にせず寝ることに。
 
  5:00    トイレに行きたくて起きる。夜中に比べると若干痛みが強くなり、
       トイレの後も眠れないのでそのまま起床。ダンナと母にも伝えて
       起きてもらうことに。とは言いつつ、まだまだ余裕の痛みなので
       しっかり朝ごはんを食べてシャワーを浴びる。 

 10:00    痛みが5分おきぐらいになってきたので病院へ。
       でも「陣痛ってこんなもんか?!」と思うぐらいの痛みでこの時は余裕。
       あとあと「陣痛をナメてました。ゴメンナサイ…」と反省することに
       なろうとは知る由もないMasakongであった…。

 11:00    イギリスにて初の内診(笑) 子宮口が3センチ開いており、
       このままいけば大晦日の夜に出産になるであろうとのこと。
       ぎりぎりのタイミングで、縁起がいいとされる黄金の豚年(猪年)の
       出産に間に合うかも?! とちょっと期待。

 12:00    数ある部屋の中から、偶然にも、前回Blogでふれた部屋
       通されることに。イスには母が座り、ダンナがビーンクッションへ(笑)
       私はベビィが降りてくるように、せっせと室内を歩き回る…。
       疲れたらバランスボールにまたがってボイーンボイーンと体操。

 15:00    室内をウロウロ&バランスボールをボイーンボイーンすること数時間。
       再度内診をするも、子宮口3センチから進まず。陣痛は3分間隔。
       さすがに痛みも強くなってきて、ダンナが腰のマッサージをしてくれる。

 17:00    子宮口が5センチ開く。よっしゃー!! と気合を入れなおして
       さらにせっせと歩く&ボイーンボイーン。

 20:00    陣痛の痛みも相当強くなってきたのでそろそろ産めるのか?! と
       期待しつつ、3回目の内診。しかし。子宮口の開きは6センチ。
       初産であることを考慮したとしてもあまりに進行が遅いため、
       22:00まで待って人工破水させるかどうかを決めることに。

 22:00    4回目の内診。子宮口は6センチから変わらず。
       人工破水させるため、1階のLabor Wardに移動することが決定。
       陣痛はほぼ1分~2分おき。休み休みではあるが歩いて移動…。
       「車椅子とかないんかい!?!」 と思いつつも頑張って歩く…。

 23:00    分娩室なのに、手術着に着替えるでもなく消毒をするでもなく
       ダンナも母も普通に一緒に入室。

       私はというと。人工破水させてから尋常じゃない痛みに襲われ。
       痛みが限界に達していたので「いきんでもOK??」と聞くも
       「赤ちゃんがまだ降りてきてないからダメよ~」とMidwifeがあっさり一言。
       「まだまだだから、頑張っていきみを逃してね!!」 と言いつつ、なぜか退室。
       分娩室に残された私は、ダンナと母と共にひたすら痛みに耐える…。

2008年1月1日
  0:00    まさかとは思っていた分娩室での年越し。
       「Happy New Year!!」と言いながらMidwifeが戻ってくる。
       クッキーとおぼしきものを食べてお口モグモグ。
       おいおい、分娩の最中で席をはずして年越しパーティーか?! 
       頼んますよぉ…。

  1:00    痛み限界。口癖のようになってしまった「Can I Push??」。
       またしてもMidwifeの答えは「Not Yet!!」
       もう限界だよ、勘弁してください…(苦笑)

       さらに追い討ちをかけるように 「早くいきみたければ、赤ちゃんが
       降りてきやすいように立って歩け」 と言うMidwife。
       まだ歩くの?!?! こうなりゃ半ばやけくそ。 分娩台から降りて立ちましたよ…。
       
  1:20    重力の力を借りた甲斐があり、ついにベビィが降りてきた。
       「OK, Now you can push!!」  待ってましたよ、その一言。

  1:45    那帆誕生!! 産まれたばかりの那帆をお腹に載せて、
       ダンナがへその緒をCUT! その後すぐに母乳を吸わせる。
       私&ダンナ&母の3人が感動ムードに浸る中、
       それまでいたって冷静に、むしろのんびりとしていた
       Midwifeの目の色が変わる?! 
       胎盤を出す過程が一番神経を使うらしい。 さすがプロ☆
       
  4:00    入院するお部屋に移動。ダンナと母は帰宅。お疲れ様でした!!
       2008年の初ベビーということで、天蓋付きのスペシャルベッドが(笑)
       病院の皆様の粋なはからいにちょっと感動♪
       母子共にさすがに疲れ切っていたのか、この後2時間じっくり寝る。

  6:00    怒涛の子育て開始。オムツ替えておっぱいあげてゲップさせて、
       オムツ替えておっぱいあげてゲップさせて…。
       うーん。私はいつ寝たらいいんでしょう?!(笑)

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お口モグモグのMidwife。
いつドクターが出てくるのか?!と思ったけど、
結局、人工破水から分娩、その後の母体の
処置まで彼女1人で対応してくれました。
いたって冷静な対応に家族一同、感謝感謝!!



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2008年 ファーストベビー用、
天蓋付きスペシャルベッドとプレゼントの山。
タダで出産した上に、お土産付き。
さすが私の娘です☆ でかしたでかした(笑)





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病院のランチ。
この日のメニューはラザニアと
マッシュポテトとにんじんのソテー。
まずいまずいと言われていたので
どんだけまずいかと思ったら。
意外と食べれるやん?!
イギリスに2年も住んで舌が慣れてきたのかな…(笑)
でもほんと、普通に食べられました。


その後、1月2日のお昼に無事に退院、帰宅いたしました。
色々と悪い評判も多いイギリスのNHS医療ですが、私はここで産んでほんとによかったと
思っています。 彼も妊娠中から出産当日、そしてその後もずっと一緒にいてくれたので
夫婦で頑張って乗り切った!! という充実感でいっぱい♪ 
ちょうど年末年始の休み中に出てきてくれたのもほんとにラッキーでした。
次にまた出産する機会があれば、今回のようにアットホームで自然なスタイルで
臨みたいなぁ~と思ったり。 でも今はまだ考えられないけどねぇ…(笑)
by masakong_UK | 2008-01-23 02:43 | Maternity
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